接待で使うお店の選び方は？コースや個室などお店選びのポイントをご紹介

取引先をもてなすために行う接待は、ビジネスにおいてとても重要な機会です。仕事の一環と言っても良いでしょう。当日の会話術やマナーはもちろん、お店選びのセンスも必要なスキルのひとつです。

そこで今回は、お店選びから実際のお店を予約する際のポイントを詳しく解説します。「初めて接待の幹事を任された」という方は、ぜひ本記事をお店選びの参考にしてみてください。

接待とは？

そもそも「接待」とは、どのようなものなのでしょうか。接待とは、ビジネスの場で使われる方法のひとつです。取引先をもてなすことはもちろん、仕事をする相手との信頼関係を築き、スムーズに仕事を進行するためのチャンスでもあります。具体的には、取引先を飲食店でもてなしたり、一緒にゴルフを楽しんだりすることが挙げられるでしょう。今回は、飲食店でもてなす際のポイントを解説します。

お店を選ぶ際のポイント

接待は、お店選びの段階からすでに自身のセンスが問われています。今回は、お店を選ぶ際の重要なポイントを4つ紹介します。

どの料理カテゴリーを選ぶか

懐石料理は、接待の際に最も選ばれる料理カテゴリーです。次いで、イタリア料理や和食、フフランス料理も接待時に選ばれやすい料理カテゴリーです。これらは、日本人の口に合いやすく、失敗の少ないカテゴリーといえるでしょう。和食や懐石料理のお店は、落ち着いた雰囲気の店内が多く、個室を利用できるお店が多く見られることもポイントです。また、お店を選ぶにあたって、事前に相手の好みについてリサーチしておくことも重要です。好みの料理カテゴリーを聞き出ししておけば、お店の選択肢を狭められます。

取引先のアレルギーの有無をリサーチする

相手のアレルギーの有無は、料理の好みと同様にリサーチが必須なポイントです。「出てきた料理が食べられない」なんて事態になれば、相手に気を遣わせてしまいます。最悪の場合、気づかずに食べて、アレルギー反応を起こしてしまうことも考えられます。必ず事前にアレルギーの有無を確認し、予約の際にはお店の人にしっかり伝えるようにしましょう。

個室の有無

接待の場においては、落ち着いて話ができる環境を作ることが大切です。仕事に関わる話をすることもあるため、周りの視線や声の気にならない個室のあるお店を選びましょう。また「完全個室」を使用したい場合は、事前に音漏れの度合いや個室の状況などについて確認しておく必要があります。

食事マナーが厳しくないジャンルを選ぶ

フランス料理やイタリア料理といったマナーが細かく決まっている料理カテゴリーのお店を選ぶ際は、注意が必要です。マナーに気を取られすぎてしまうと、相手にとっても自分にとっても負担になります。目的が会話をし、親交を深めることとしている接待の場では、食事マナーの厳しくないお店を選ぶと良いでしょう。日本料理や中華料理といった料理カテゴリーのお店は、比較的食事マナーが厳しくないため、気楽に会話と食事を楽しめます。

お店を予約する際のポイント

接待に使うお店を決めたら、次は予約です。予約の際に注意しなければならないポイントを2つ紹介します。

接待ではコースを選ぶ

当日に、相手の好みを聞きながら料理を決めることで、コミュニケーションを図るというのもひとつの手段です。接待の場において、取引先は自分たちがお金を支払わないことについて悟っています。恐縮している相手にメニュー表を見せてしまうと、さらに気を遣わせてしまうでしょう。メニュー表を見せる必要もなく、スムーズに食事を楽しめるコース料理は、接待の場では最適な選択肢です。

また、接待の予算としては、一人当たり「1万円～1万5千円」が最も一般的です。次いで「5千円程度」が挙げられます。これらの予算額を参考にしつつ、適切な料金設定のコースを選択しましょう。

「飲み放題」は避ける

接待は、相手との信頼関係を築くために行われます。落ち着いて、仕事についての会話をすることが重要です。そのため、ついついお酒をたくさん頼みがちな飲み放題は、避けることをおすすめします。また、飲み放題には時間制限があります。事情を知らないお店の人に、「あと〇分で、飲み放題は終了です」と声をかけられてしまったら、相手に気まずい思いをさせてしまうでしょう。

まとめ