松茸の料理にはどんなものがある?秋の季節料理をご紹介

松茸の料理にはどんなものがある?秋の季節料理をご紹介

秋の味覚は、素晴らしいものが多くあります。旬の野菜や魚なども多い秋ですが、旬のものでも、とくにキノコの人気が高いでしょう。キノコの中でも松茸は、キノコの王様と言っても過言ではないでしょう。香り高く、和食によく使われる松茸ですが、松茸はどのように調理すると、香りや味を楽しめるのでしょうか。
今回は、松茸についてと、おすすめの松茸料理についてもご紹介します。

松茸とは

松茸は、キノコの中でも高価な食材として位置づけられています。名前を知っていても、家庭ではあまり食材として使うことは少ないでしょう。しかし、松茸は大昔から人々に食べられており、現在でも人気の高いキノコの一つとして存在しています。

松茸はいつから食べられていたのか

松茸が食べられている歴史は古く、縄文時代にまでさかのぼります。昔から重要な食料の一つであったキノコは、日本のさまざまな記録にも残っています。平安時代や安土桃山時代などでは、貴族のような位の高い人々が食していた記録も残っていますが、江戸時代では、一般大衆にも松茸は広まっていたそうです。

松茸はどこで採れるのか

松茸は、日本国内のみの生産ではなく、海外でも採れる国があります。産地としては、アジア圏だと中国や韓国、その他にカナダやスウェーデンなどが挙げられます。国によって、松茸の見た目や食感は異なるのです。中国や韓国は、国内品と見た目や香りは変わりません。しかし、中国産の松茸は、国内産よりも食感が柔らかいと言われています。

一方で、カナダ産の松茸は、色が国内産と異なります。また、スウェーデンの松茸は、国内産と非常に似ているため、近年輸入されやすくなっています。

近年松茸は、日本で採ることが難しくなっており、輸入に頼ることが増えています。日本以外の国でも、生産量が減少してきており、現在は保全活動が行われています。

なぜ松茸は高いのか

松茸は年々価格が高騰してきており、秋の旬を楽しめない方も多いでしょう。松茸にも他の野菜と同じように豊作の年と不作の年があります。松茸は、秋までに降水量が多ければ豊作になる可能性が高く、残暑が厳しく、あまり雨が降らなかった年は不作になりやすい傾向にあります。

松茸は、赤松やエゾマツなどの針葉樹林に生えています。松茸を生産している山自体が衰退してきていることもあり、近年の松茸の生産量が減少し、価格が高騰してきているのです。

松茸を使った料理について

松茸は、最近では貴重な食材となってしまいましたが、豊作であれば自宅でも楽しむことが可能です。今回は、自宅でも楽しめる松茸の季節料理をご紹介します。

松茸ご飯

松茸料理の定番といえば、松茸ご飯です。松茸の香りを存分に楽しめる、秋の贅沢な料理と言えるでしょう。

しょうゆやみりん・昆布・松茸・お米を、炊飯器に入れて炊けば完成するため、手軽に秋の味覚を楽しみたい方におすすめの料理です。松茸ご飯と、松茸のお吸い物を合わせてみても良いでしょう。昆布だしを使うことによって、松茸の風味をより楽しめるため非常におすすめです。

松茸の土瓶蒸し

松茸の土瓶蒸しとは、土瓶を使った蒸し料理のことを指します。土瓶は、日本の伝統的な食器の一種であり、急須のような形をしている点が特徴的です。以前は、急須のような用途でも用いられることもありましたが、現在では主に土瓶蒸しとして使用されることが多いのです。

松茸の土瓶蒸しは、松茸以外にもさまざまな具材が入っています。魚や肉、みつば、ぎんなんなどが入っていて季節感を楽しめる料理です。土瓶蒸しは、主に和食料理屋で出されることが多いため、家で作る方は少ないでしょう。ぜひ、松茸が旬の時期に食べてみることをおすすめします。

炭火焼

最後に松茸の炭火焼きです。松茸は焼くことによって一気に松茸の香りを引き立たせることが可能です。松茸を焼く際には、かさの開き具合がポイントになってきます。かさが完全に開いた状態になってしまうと、開いていない状態よりも風味が落ちてしまいます。そのため、できるだけ、かさが閉じている状態のものを選びましょう。

自宅で焼き松茸を楽しみたい場合は、オーブントースターの使用がおすすめです。一般的な家庭には、炭火焼のできる用具が無いことも多いでしょう。そのような時には、手軽に焼けるトースターを使うと便利です。もしバーベキューやキャンプをする際には、ぜひ炭火で焼いてみると良いでしょう。

まとめ

松茸は、秋の味覚を代表とする食材ですが、年々価格が高騰してきています。できれば毎年一度は食べたいと思っている方も多いのではないでしょうか。松茸のような食材は、家で楽しむよりもお店で楽しむことで、より食材本来の味や香りを楽しめるでしょう。

「食彩市」では、季節に合った和食料理をご提供しています。舌だけでなく目でも料理を楽しめるように、食材や調理方法にこだわっております。和食を食べたいと思っている方はぜひご来店ください。宴会などのお問い合わせについてもお気軽にご連絡くださいませ。