季節の料理で健康増進!春に食べたいおすすめの山菜をご紹介します

季節の料理で健康増進!春に食べたいおすすめの山菜をご紹介します

山菜料理は春の訪れを感じられるうえ、優れた健康効果が魅力的な料理です。最近では独特の風味や栄養素が注目され、徐々に山菜の需要が高まってきています。山菜は旬の時期にしかいただけませんが、季節を感じながら体調を整えるにはぴったりの食材だといえるでしょう。

この記事では春の季節に食べたい山菜料理の健康効果や、おすすめの山菜をご紹介します。季節の山菜料理に興味のある方は是非参考にしてみてください。

季節の山菜料理に含まれるポリフェノールの効果とは?

山菜料理に含まれる独特の苦みには、高い健康効果があると言われています。苦みの主な成分は植物の光合成により発生する、天然由来のポリフェノールです。ポリフェノールには活性酸素を減らし、体内の酸化を抑える効果があります。山菜料理に含まれるポリフェノールの具体的な健康効果は以下の3つです。

動脈硬化の予防

ポリフェノールの摂取は、動脈硬化の予防が期待できます。ポリフェノールには血中の善玉コレストロールの働きを助け、悪玉コレステロールの排出を促進する効果があるからです。血管をきれいでしなやかな状態にすることで、高血圧の予防にも役立ちます。ポリフェノールで高血圧や動脈硬化を予防できれば、末永く健康に生活できることでしょう。

老化現象の予防

ポリフェノールには老化予防の効果もあります。活性酸素を低下させることで、身体の細胞を酸化によるダメージから守ってくれるからです。日常のストレスや紫外線による刺激、喫煙、過度な運動などは活性酸素を増加させ、体内の酸化を進行させてしまいます。進行してしまった結果が老化現象です。ポリフェノールにより活性酸素を減少できれば、老化の原因である酸化の進行を食い止め、身体を若々しく保てるでしょう。

すぐれた美肌効果

ポリフェノールは肌を美しく保つのにも役立ちます。ポリフェノールの抗酸化作用と血行改善作用が肌の炎症や劣化を抑制し、シミやたるみのできにくい若々しい肌を保ちます。ポリフェノールの抗酸化作用は紫外線による肌へのダメージを防ぎ、ニキビや吹き出物といった肌トラブルに効果的です。血行が良くなれば肌のターンオーバーも活性化し、肌細胞の生まれ変わりも促進できます。

春に食べたいおすすめの山菜6選

春に食べたいおすすめの山菜6選

春に食べたいおすすめの山菜は6つあります。

  • たらの芽
  • ふきのとう
  • こごみ
  • わらび
  • うるい
  • ふき

それぞれ順番にご紹介します。

たらの芽

たらの芽はウコギ科のタラノキの新芽です。山菜のなかでも「山菜の王様」と呼ばれるほど人気があります。ほのかな苦みと香りが楽しめる春の代表的な食材です。新芽の採取時期は4月から6月で、里山や山間部の斜面などの、日当たりのよい場所を選んで群生する山菜です。独特の風味や苦み、もっちりした食感を特徴としています。

ふきのとう

ふきのとうはキク科フキ属の多年草で、ふきのつぼみを指します。独特な苦みと香りが特徴です。ふきのとうの旬は雪解けの時期で、地域により1月ごろから4月ごろが旬の時期となります。つぼみとして顔を出すとすぐに花が咲いてしまい、花が咲くと食用には適さなくなる山菜です。極めて僅かな期間しか収穫時期がなく、旬の時期も短い貴重な山菜と言えます。

わらび

わらびはコバノイシカグマ科ワラビ属の多年草です。長期間採取が可能な山菜で、山菜のなかでも有名な部類に入ります。旬の時期は地域により異なり、3月ごろから6月ごろと幅広い期間となります。日当たりが良くひらけた場所に生えることが多く、里山のあまり手入れがされていない畑や、草原に広範囲に群生しています。わらびはあくがとても強く、あく抜きせずにそのまま食べると中毒症状を起こすことがあるので、注意が必要です。

こごみ

こごみはイワデンダ科クサソテツ属で、クサソテツの若芽を指します。柔らかな食感と、多少のねばりが特徴です。こごみの旬は雪が解けて地面が見え始めた3月ごろから6月ごろまでと、山菜としては比較的長い期間で旬を堪能できます。近年は栽培されたものがスーパーで販売されており、目にする機会も多い山菜です。

うるい

うるいはリュウゼツラン亜科ギボウシ属の、オオバギボウシの若葉を指します。あくが全くないので、サラダとして楽しめるのが特徴です。毒草であるバイケイソウと似ているため、採取の際にはしっかりとした予備知識が必要になってきます。旬の時期は4月ごろから5月ごろ。葉が開かずに丸まっている若芽の時期が旬です。日当たりのよい草地や湿地に群生しています。

ふき

ふきはキク科フキ属の多年草で、日本が原産の山菜です。主に地上にある葉と、地下にある茎のつなぎ目の部分を食用とし、特有の香りとほろ苦さがあります。旬の時期は4月から5月ごろで、あくが強くて硬いのが特徴です。そのまま調理しても食べられないので、ふきを食べる際は下処理が必須となります。

まとめ

春の季節に食べたい山菜料理の健康効果や、おすすめの山菜をご紹介しました。山菜料理は季節感を味わえると共に、動脈硬化や老化の予防、美肌効果も期待できる健康的な料理です。

「食彩市」では四季折々のこだわりの料理で、お客様をおもてなししております。季節のお料理をご所望の際は、ぜひともお立ち寄りくださいませ。